●サンドブラスト活発化の傾向

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昨年3月の大震災以降ずっと低迷が続いていたサンドブラスト界ですが、ここにきて活発化の傾向が見られるように思います。
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昨年の大震災の直後は、皆さん気持ちが沈みがちでしたので、とてもサンドブラストをやるという心境ではなかったのでしょう。私の工房も殆ど開店休業に近い状態が続きました。
したがって、経営状態も大変厳しい状態がずっと続いていたのですが、ここへきて季節的にも良い時期になったということもあるのでしょうか、皆さん行動が活発化しているように感じられます。

私は行かなかったのですが、今年の春のガラス市も大変な人出だったようで、ガラス関係者の方の話によれば最近では断トツの売り上げになったようですので、こうした点からもやっとサンドブラスト界も活発化の動きがあるようです。
事実私の工房でも、今年に入ってからは材料の注文が相次ぎ、てんてこ舞いの毎日が続いております。

今週は、サンドブラストに使うノズルの注文も3名から頂きました。
このノズルは私の工房で販売したブラスター専用のものですので、それほど多く出荷しているブラスターではないにもかかわらず3名から集中して注文があったということは、皆さんさかんに毎日サンドブラスターを動かしているということなのでしょう。
昨年も震災前にはこのような活発化の傾向があったのですが、それも大震災で一気に沈んでしまいました。

今年も、いまギリシャ問題や消費税の問題がとり立たされておりますが、これによって悪い方に向かわないことを願うばかりです。
ということで、今日はノズル作りの一日となりました。
皆さんにお安く提供できるようにするため、ノズルは私が手作りしています(一部町工場に依頼)。

最初の画像は、研削砂を通すノズルのパイプ部分です。
このノズルは吸い込み式のものですので、砂の通過経路に少しでもパリがあったりすると噴射不良が起きてしまって使い物になりません。
そのため、何工程もの制作工程を経てやっとノズルチップの完成となるのです。

まず最初に砥石を使ったカッターで所定の長さにパイプ材をカットし、次の工程で最初の画像のようなサンダーでパイプのカット面をフラットに整えます。
これが結構大変で、研磨しているとパイプが摩擦熱で真っ赤に焼けるようになりますので、よく火傷をします。
仕上げた面は画像2のように穴が潰れてしまいます。

これでは使い物になりませんので、次の工程で穴通しを行います。
一見これで使えそうに思うのですが、これでは噴射不良になって使えません。
次工程が大変なのですが、パイプ内面のバリ取りと面精度の向上を図る作業をします。これは時間がかかる大変な作業です。

まだ終わりではありません。次にパイプ外側のバリ取りを行います。
これは、このパイプを相手部品に圧入するために必要な作業でして、嵌めこむ相手部品は町工場に依頼して5/100mmの精度に作ってもらっています。
これで一応完成なのですが、ここまで丁寧に作っても噴射が理想的にならないものがバラツキでありますので、最後に全数を1個ずつ実際のブラスターに取り付けて噴射確認をしていきます。

そして合格したもののみを皆さんにお分けしているというわけです。
このように、部品一つを手作りで作るのは結構大変なのですが、このようにすることで純正のノズルの1/3以下の価格で皆さんにお譲りすることができるのです。

今日はこの他の仕事を2つやる予定だったのですが、結局これだけしかできませんでした。

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●なかにはこんな依頼もあります。

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011_20120516001745.jpg工房をやっているといろいろな依頼を受けることがありますが、なかには普通のガラス屋さんに依頼するべき内容のものもあります。

今日の画像は、あるお客様から最近依頼があり作ったブラストボックスの覗き窓に使用する窓ガラスです。

このガラス、以前私も町のガラス屋さんに寸法を書いた図面を渡して希望するサイズにカットしてもらったことがあるのですが、その際に寸法どうりにいくかは保証できないと言われました。

結果、そのときは希望した寸法よりも大きめに出来てきたため取りつかなかったのです。
また、サンドブラストをやっている人から相談を受けたことがあるのですが、ブラストボックスの窓ガラスを新しいものに代えたら若干寸法が大きいためブラストボックスの窓に取りつかないので小さくするのに良い方法がないかと聞かれたこともあります。

このガラスの寸法を1mm程度小さく微調整するのはちょっと面倒なのです。
というのは、当然のことですがガラス切りではカットできません。
そのため、寸法修正となると削るしかないので面倒なのです。
ですから、私の場合にはガラスををカットする際には寸法誤差は0.5mm以内に収まるようにしています。

というわけで、今日は慎重にブラストボックスの窓ガラスをカットして作りました。
勿論、依頼主は年配の女性の方ですので、出来あがったガラスを交換する際に手を切ったりして怪我をしないようにするため、カットした端面と4隅は面取りして角を落とすようにしましたので、安心して使っていただけると思います。

こうしたことは手間のかかることですので、皆さんにやっているわけではなく、私の工房からブラスターを購入してくださった方や、教室の生徒さん、あるいは私と親交の深い方に限らせていただいてはおります。

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●ゆったりのはずが忙しい一日

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60%毎週月曜日は泊りの出張から帰ってくる日に当たるため、本当はゆっくりしたいところなのですが、結構忙しい一日になってしまいました。

午前中に出張から帰ってきて食事を済ませて少しのんびりしようとしていたら、今日はやたらと電話がかかってきて、その中の一つに北海道からの電話がありました。

その方は、北海道でガラス工芸を商売にされている方なのですが、全国の百貨店等で北海道の物産店があると一緒に出店している方なのです。
これまでも、関東地区でイベントがあると私の工房によく寄ってくださいまして、そのつど被せ材料を定期的に購入していただいております。

電話いただいたときはまだ北海道にいるということでしたが、これから飛行機に乗って羽田に着いたら私のところに直行したいがどうだろうかということでした。
そして、私が工房で待っていると数時間後にチャイムが鳴ったので扉を開けると、そこにはいつも来られる方ではなく、初めて見る女性の方が立っておりました。
最初、東京ではよく来るセールスの方かと思ったのですが、いきなり「連絡せずに直接買いに来ちゃいました」といわれたので、材料を購入するために来られた方だということはすぐにわかりました。

先日の記事に書きましたように、今は一般の方に対する直接販売はしていないのと、連絡いただかずにいきなり来られても不在が多いため、必ず連絡は事前にして頂きたいとお願いをしました。
そして、今回はいきなりの訪問ですので本来はお断りするところなのですが、ちょうど北海道から材料を買いに来られる方がおりますので、それでは一緒に購入していただこうと思って中に入っていただきました。
先日も直接販売で材料を購入したいという方からお電話をいただいたり、最近は被せ材料が品薄ですし、製造工場も限られたところしかありませんので、皆さん目新しい材料を欲しがっているというのは感じております。

また、今日はサンドブラスト関係の団体2つから問い合わせがあり、被せガラスを購入したいとの相談もありました。
こうした最近の現状を考えますと、先日記事にしましたように、できるだけ早い時期に工房内で直接材料を見て購入していただく材料直接販売日を各月に2日程度設けることを早めに実現できるようにする必要性を強く感じました。

さて、直接材料購入に来られた方ですが、すでにネット販売では売り切れ扱いにしている超貴重な斑点入りの3層と4層の被せ花瓶を購入されました。それが最後の材料となるものもありましたので、またまた売り切れが出てしまいました。
その方が帰られた後に北海道からの方が来られましたので、うまいこと時間的なタイミングが少しずれ、ゆっくりと材料を見ていただくことができました。

そして、購入されたのが今日の画像のものです。前回購入された3層の材料が今回は大部分を占めています。
それらは作品にして販売したところ好評で売れ行きがよかったようです。
この中には普段は出していない秘蔵材料もありますので、直接来られる方はそうした利点もあります。

明日は今日できなかった仕事に集中したいところなのですが、これらの材料の梱包と発送、さらには特別な注文を受けているサンドブラスト関係の部品作りもありまして、のんびり過ごしているとそれは18日に取りに来られることになっておりますので、慌てなければなりません。
そして、週の後半3日は教室開催日となり昼間は全く作業ができなくなってしまいます。こんな調子で毎日時間に追われておりますので、仕掛かりの仕事が一向に進まないのです。

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